バラ類ミツバウツギ目(クロッソソマ目)ミツバウツギ科の植物

ミツバウツギ目

ミツバウツギ科の植物は、世界に2属約45種あるとされています。

かつてのミツバウツギ科は5属約60種とされていましたが、DNA分析による新分類によって2属が除かれ、ゴンズイ属がミツバウツギ属に含まれるという見解が主流となり2属となりました。

日本にはショウベンノキ属のショウベンノキ、ミツバウツギ属のミツバウツギとゴンズイが自生しています。

北海道に自生するのはミツバウツギのみになります。

ミツバウツギ属

ミツバウツギ

ミツバウツギ目ミツバウツギ科ミツバウツギ属ミツバウツギ

高さ2~3mの落葉低木で、花期は5月下旬~6月です。

低地~低山の明るい林内や林縁に生えます。

ミツバウツギ
6月11日 厚沢部町

花は若い枝先に円錐状につきます。

ミツバウツギのつぼみ
5月14日 函館山

花弁とがく片が各5枚、雄しべが5本あります。

ミツバウツギの花
5月14日 函館山

花は径8mmほどの大きさで、水平に完全に開き切ることはありません。

ミツバウツギの花
6月11日 厚沢部町
ミツバウツギの花
5月28日 函館山

葉は3出複葉で、先は尖り鋸歯があります。

ミツバウツギの葉
5月14日 函館山

葉の長さは3~7cmで、長い柄を持ち対生します。

ミツバウツギの葉
7月18日 厚沢部町

果実は平たい半円形の袋状で、幅2.5cmほどになります。

ミツバウツギの実
7月18日 厚沢部町

アジサイ科のウツギによく似た花を咲かせ、葉が3出複葉であることから、ミツバウツギの名前がついたそうです。

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