ミツバウツギ科の植物は、世界に2属約45種あるとされています。
かつてのミツバウツギ科は5属約60種とされていましたが、DNA分析による新分類によって2属が除かれ、ゴンズイ属がミツバウツギ属に含まれるという見解が主流となり2属となりました。
日本にはショウベンノキ属のショウベンノキ、ミツバウツギ属のミツバウツギとゴンズイが自生しています。
北海道に自生するのはミツバウツギのみになります。
ミツバウツギ属
ミツバウツギ
ミツバウツギ目ミツバウツギ科ミツバウツギ属ミツバウツギ
高さ2~3mの落葉低木で、花期は5月下旬~6月です。
低地~低山の明るい林内や林縁に生えます。

花は若い枝先に円錐状につきます。

花弁とがく片が各5枚、雄しべが5本あります。

花は径8mmほどの大きさで、水平に完全に開き切ることはありません。


葉は3出複葉で、先は尖り鋸歯があります。

葉の長さは3~7cmで、長い柄を持ち対生します。

果実は平たい半円形の袋状で、幅2.5cmほどになります。

アジサイ科のウツギによく似た花を咲かせ、葉が3出複葉であることから、ミツバウツギの名前がついたそうです。