キク類セリ目ウコギ科の植物

セリ目

ウコギ科の植物は、世界に約43属1650種あるとされています。

観葉植物として栽培されるアイビー(キヅタ)や、春の山菜として若芽を食用にするタラノキがこの科の植物です。

もともとウコギ科とセリ科は近縁と考えられていましたが、分子系統解析の結果を受けた新分類により、セリ科からチドメグサ属がこちらに移ってきました。

チドメグサ属

オオチドメ

セリ目ウコギ科チドメグサ亜科チドメグサ属オオチドメ

高さ5~20cmの多年草で、花期は6~8月です。

野山のやや湿った日の当たる場所に、茎を伸ばして群生します。

オオチドメ
7月11日 函館山

葉は長い柄があって互生し、葉身は径1.5~3cmの円形です。光沢があり、縁には波形の浅い鋸歯があります。

オオチドメ
7月20日 江差町
オオチドメの葉
7月20日 江差町

花は葉腋から出る長い柄の上に、10個ほどまとまってつきます。

オオチドメの花
7月11日 函館山

花弁は5枚、雄しべは5本あります。

オオチドメの花
7月20日 江差町
オオチドメの花
7月11日 函館山

タラノキ属

ウド

セリ目ウコギ科ウコギ亜科タラノキ属ウド

高さ1~2mの多年草で、花期は7月下旬~8月です。

山地の日当たりの良い場所に生えます。

ウド
8月24日 厚沢部町

葉は2回羽状複葉で、小葉は長さ5~15cmの楕円形~卵形で、先が尖り鋸歯があります。

ウド
8月24日 厚沢部町

茎頂に球形の散形花序が多数つき、分枝して円錐状になります。

雌花の花序は枝先につき、5枚の花弁は開花とともに落ち花柱が残ります。雄花の花序は枝の途中につきます。

ウドの花
8月24日 厚沢部町

茎の芯が空であることから、「うつろ」が変化してウドという名前がついたとされています。

タラノキ

セリ目ウコギ科ウコギ亜科タラノキ属タラノキ

日当たりの良い場所に生える落葉樹で、高さ4mほどになります。

枝や幹に刺があります。

タラノキの新芽
6月2日 江差町

葉は2回羽状複葉で、長さ50~100cmです。互生して枝先に集まり、小葉は5~9で鋸歯があります。

タラノキの若い葉
6月2日 江差町

花は黄白色で径3mmほど、8月に開花します。

山菜として若芽を食用にします。

トチバニンジン属

トチバニンジン

セリ目ウコギ科ウコギ亜科トチバニンジン属トチバニンジン

高さ50~80cmの多年草で、花期は6~8月です。

低地~低山の林内に生えます。

トチバニンジン
7月1日 奥尻町

茎は直立し、長い柄をもつ掌状複葉を3~5個輪生します。小葉は3~7枚で、二重の鋸歯があり先が尖ります。

トチバニンジン
7月1日 奥尻町

花は球形の散形花序につき、径3mmほどです。花弁、がく片、雄しべが各5個あります。

トチバニンジンの花
7月20日 奥尻町

果実は球形で赤く熟します。

トチバニンジンの若い果実
若い果実 7月24日 厚沢部町

ハリギリ属

ハリギリ(センノキ)

セリ目ウコギ科ウコギ亜科ハリギリ属ハリギリ

山地に生える落葉樹で、高さ20mほどになります。

ハリギリの若木
若木 7月7日 函館山

葉は枝先に集まって互生し、葉身は径10~30cmで5~9裂し鋸歯があります。

ハリギリの若木
7月7日 函館山

花は淡黄緑色で径5mmほど、7~8月に開花します。総状の散形花序に多数つきます。

枝や若い幹に刺があります。

ハリギリのトゲ
7月7日 函館山
ハリギリの葉
7月18日 厚沢部町
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