キク類モチノキ目ハナイカダ科の植物

モチノキ目

旧分類ではミズキ目ミズキ科に分類されハナイカダ属は、APG分類体系ではモチノキ目となり、1つの科として独立しました。

ハナイカダ科の植物は世界に1属4種あるとされ、ヒマラヤ~東アジアに分布します。

北海道内では、道南にハナイカダ1種が自生しています。

ハナイカダ属

ハナイカダ

ハナイカダ科ハナイカダ属ハナイカダ

高さ2mほどになる落葉樹で、北海道では南部に自生します。

山地のやや湿り気のある場所に生えます。

ハナイカダ
6月8日 函館山

葉は互生します。楕円形で長さ6~12cm、先は尖り基部はくさび形です。葉脈は4~5対で、縁には鋭い鋸歯があります。

ハナイカダの葉
め花 6月8日 函館山

花は径4~5mmで、花弁は3~4枚です。5~6月に開花します。

雌雄異株で、雌花は1~3個、雄花は3~8個、葉の中央にかたまってつきます。

ハナイカダの花
6月8日 函館山

果実は径約7mmの楕円形で、9~10月に黒く熟します。

ハナイカダの実
未熟な果実 6月19日 函館山

葉を筏(いかだ)に、花を船頭に見たて、ハナイカダの名前がつきました。

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