ユキノシタ目ベンケイソウ科

ユキノシタ目

ベンケイソウ科の植物は、世界に34属約1400種あるとされています。熱帯~温帯に分布します。

多肉質の葉や茎を持つことで、水の乏しい乾燥した環境に生えている種が多いです。

日本には7属、北海道には6属が自生するとされていますが、山地や高山の岩場に生えている種が多く、なかなかお目にかかる機会がありません。

参考図書 「新維管束植物分類表」米倉浩司 「新北海道の花」梅沢俊 ほか

金のなる木
南アフリカ原産 金のなる木 (アズマツメクサ属)

キリンソウ属

キリンソウ

ユキノシタ目ベンケイソウ科クモノスバンダイソウ亜科キリンソウ属

高さ10~30cmの多年草です。海岸や山地の岩場に生え、花期は6月下旬~8月です。

キリンソウ
2025.6.19 江差町
キリンソウ
2025.7.10 上ノ国町
キリンソウ
2025.7.8 江差町

葉はふつう広倒披針形で長さ2~4cm、ややとがり、上半分が鋸歯縁となります。

キリンソウ
2025.7.8 江差町

花弁とがく片が各5枚、雄しべは10本、雌しべは5本あります。雄しべの葯はふつう黄色、時に赤紫色です。

キリンソウ
2025.7.10 江差町
キリンソウ
2025.7.8 江差町
キリンソウ
2025.7.8 江差町

果実は斜め上を向きます。

2025.7.10 江差町
キリンソウ
2025.7.8 江差町

イワベンケイ属

イワベンケイ

ユキノシタ目ベンケイソウ科クモノスバンダイソウ亜科イワベンケイ属

高さ10~30cmほどの雌雄異株の多年草で、花期は6~7月です。

高山や海岸の岩場に生えます。

7月3日 羊蹄山

太い根茎から茎を何本も立てて株立ち状となります。雄株と雌株があります。

2026.6.10 礼文町

葉は厚く多肉質で、長さ2cmほどで柄がありません。

2026.6.10 礼文町

花は黄色で、雄花で径1cmほどです。雌花はやや赤みをおびた黄色で、雄花より小さいです。

2026.6.10 雄花 礼文町

果実は熟すにつれ黄色から赤に変化していきます。

2026.6.10 礼文町
2026.6.11 礼文町
2026.6.10 礼文町
2026.6.11 礼文町
果実 7月23日 礼文町
7月23日 礼文町

マンネングサ属

?(帰)

ユキノシタ目ベンケイソウ科クモノスバンダイソウ亜科マンネングサ属

こちらの花は6月下旬に江差町で撮影したものです。

マンネングサの仲間で間違い無いとは思うのですが、北海道に帰化しているというツルマンネングサは葉3枚が輪生し、花は径1.2cm位とのこと。

こちらの植物は葉が互生しており、花の径も7mmほどなので当てはまりませんでした。

6月23日 江差町

ヨーロッパタイトゴメ(オウシュウマンネングサ)はもっと葉が密に付くようですし、オカタイトゴメ(原産地不明の帰化植物)の可能性が高いかなとは思っています。

ただ手持ちの図鑑にはオカタイトゴメが載っておらず、ちょっと断定することができません。

6月23日 江差町

マンネングサ属は世界に約420種あるとされています。乾燥に強いベンケイソウ科植物なので、外来種が多く野生化しており、植物図鑑に載せるのも限界なのかもしれません。

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