モウセンゴケ科の植物は、世界に3属約130種あるとされています。
日本には、ムジナモ属ムジナモとモウセンゴケ属の7種ほどが自生しています。
このうち北海道にはモウセンゴケとナガバノモウセンゴケ、この2種の雑種であるサジバモウセンゴケの3種が自生しています。
参考図書 「新維管束植物分類表」米倉浩司 「新北海道の花」梅沢俊 ほか
モウセンゴケ属
モウセンゴケ
ナデシコ目モウセンゴケ科モウセンゴケ属モウセンゴケ
高さ6~20cmの多年草で、花期は7~8月です。
低地~高山の湿原に生えます。

葉は全て根生し、長い柄の先に卵円形の葉身をつけしゃもじ形に見えます。

葉の表には赤色の腺毛が多数あり、粘る液で虫を捕らえ消化液で溶かして養分とします。

花は茎頂に数個つき、径6mmほどで花弁が5枚、雄しべが5本あります。
