キク類アオキ(ガリア)目アオキ(ガリア)科の植物

アオキ目
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アオキ科の植物は世界に2属25種ほどあるとされおり、日本に分布するのはアオキ属のみです。

旧分類でアオキ科の植物はミズキ目ミズキ科に属していましたが、APG分類体系ではアオキ目アオキ科として独立しました。

北海道内にはヒメアオキのみが分布します。

また本州の宮城県以南には、ヒメアオキよりも大型で樹高2mほどになるアオキが分布します。

アオキ属

ヒメアオキ

アオキ目アオキ科アオキ属ヒメアオキ

下部が匍匐して高さ50~100cmになる常緑の低木です。

北海道西南部と本州の日本海側に分布します。

雌雄異株で、花期は5月です。低地~山地の林内に生えます。

ヒメアオキ
4月2日 函館山
ヒメアオキ
4月2日 函館山
5月21日 奥尻町

葉は対生し、長楕円形で長さ10cmほどです。厚みと光沢があり、縁に刺のような鋸歯がまばらにあります。

5月7日 奥尻町

花は集散花序にややまばらにつき、雄花は径1cmほどで花弁、がく片、雄しべは各4個ずつあります。

5月16日 奥尻町
お花 5月7日 奥尻町

雌花は径5mmほどです。

め花 5月21日 奥尻町
ヒメアオキのつぼみ
つぼみ 5月7日 奥尻町

果実は長さ2cmほどの楕円形で赤く熟します。

7月19日 厚沢部町
ヒメアオキの果実
果実 4月2日 函館山
果実 5月7日 奥尻町
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