キク類ツツジ目ツツジ科スノキ亜科の植物

ツツジ科

ツジ科の植物は世界に約130属4200~4300種あるとされおり、9亜科に分かれます。

その中でスノキ亜科は約50属1600種で、約20属1800種を含むツツジ亜科と並んで大きな亜科です。

スノキ属

常緑または落葉低木で、鐘形の花冠の先が4~5裂し、果実は奬果で食用となるものが多いです。

アクシバ

ツツジ目ツツジ科スノキ亜科スノキ属アクシバ

高さ20~50cmの落葉小低木で、花期は6月下旬~7月です。

山地の広葉樹林内に生え、よく枝を分けて横に広がります。

アクシバ
7月7日 函館山
アクシバ
7月7日 函館山

葉は長さ2~6cmの長卵形~披針形で短い柄があり、互生します。

アクシバの葉
7月16日 大沼公園

葉の縁には細かい鋸歯があり、裏面は白っぽいです。

6月19日 函館山

花は長い柄でぶら下がり、花冠は4深裂し裂片は外側に反り返ります。

雄しべは8本あり、うち4本は退化しています。花糸は短く、葯が長いです。

アクシバの花
7月7日 函館山
7月7日 函館山
アクシバ
7月16日 大沼公園
アクシバ
7月16日 大沼公園
アクシバ
7月16日 大沼公園
アクシバ
7月16日 大沼公園

果実は5~6mmの球形の奬果で、8~10月に赤く熟し食用になります。

アクシバの果実
10月12日 七飯町大沼公園
アクシバの実
10月12日 七飯町大沼公園

葉は秋になると赤紫色に紅葉します。

アクシバの紅葉
10月12日 七飯町大沼公園

オオバスノキ

ツツジ目ツツジ科スノキ亜科スノキ属オオバスノキ

高さ1m前後の落葉低木で、花期は6~7月です。

山地~亜高山の日当たりの良い場所に生えます。

花は前年枝の先に1~3個ぶら下がります。花冠は長さ6~7mmの鐘形で先は5浅裂します。

オオバスノキ
7月15日 共和町神仙沼湿原

葉は長さ3~8cmの楕円形~広卵形で、先が尖り縁には細かい鋸歯があります。

オオバスノキの葉

コケモモ

ツツジ目ツツジ科スノキ亜科スノキ属コケモモ

高さ5~10cmの常緑小低木で、花期は6~7月です。

亜高山~高山の岩れき地やハイマツ林下や林縁に生え、道北では海岸近くにも生えます。

コケモモ
7月3日 ニセコアンヌプリ

葉は長さ6~12mmの卵状楕円形で、全縁です。硬く光沢があります

コケモモの葉とつぼみ
つぼみ 6月6日 ニセコアンヌプリ

花は枝先に下向きに数個つき、花冠は長さ6mmほどの鐘形で先が4浅裂します。

雄しべは8本あります。

コケモモの花
7月3日 ニセコアンヌプリ

果実は球形で径約7mm、8~9月に赤く熟します。

コケモモの実
8月18日 旭岳

ツルコケモモ

ツツジ目ツツジ科スノキ亜科スノキ属ツルコケモモ

高さ10cmほどの常緑の矮小低木で、花期は6~7月です。

湿原に生え、細い針金のような茎が地表を這って伸びます。

ツルコケモモ
7月3日 俱知安町鏡沼
ツルコケモモ
7月3日 倶知安町鏡沼

花冠は4深裂し、裂片は外側に反り返ります。雄しべは8本あります。

ツルコケモモの花

葉は長楕円形で長さ7~15mm、先は尖らず全縁です。

ツルコケモモの葉
9月16日 俱知安町鏡沼

果実は径約1cmの球形で、赤く熟します。

ツルコケモモの実
9月16日 俱知安町鏡沼
ツルコケモモの実
9月16日 俱知安町鏡沼

ハナヒリノキ属

ハナヒリノキ

ツツジ目ツツジ科スノキ亜科ハナヒリノキ属ハナヒリノキ

高さ50~120cmの落葉小低木で、花期は6~8月です。

野山の日当たりの良い場所に生えます。

ハナヒリノキ
7月15日 共和町神仙沼湿原

花は長さ10cmほどの穂に下垂し、花冠は壺形で径4mmほどです。

ハナヒリノキの花
7月15日 共和町神仙沼湿原
ハナヒリノキ
6月13日 函館山

花冠の先は浅く5裂し、雄しべは10本あります。

ハナヒリノキ
6月13日 函館山

果実は径4~5mmの扁球形の蒴果で、上を向いてつきます。

ハナヒリノキの実
6月26日 函館山

葉は長さ3~10cmの楕円形~長楕円形で縁に毛があります。

葉の表面にはやや光沢があり、葉脈が浮き出ます。

ハナヒリノキの葉
6月26日 函館山

全草に毒を含む有毒植物で、誤食すると下痢や吐き気などの中毒症状を起こします。

葉の粉を吸うと激しいくしゃみが出るので、古語でくしゃみを意味するハナヒリの名前がついたそうです。

シラタマノキ属

シラタマノキ

ツツジ科スノキ亜科シラタマノキ属シラタマノキ

よく分枝して横に広がる常緑小低木で、高さ10~30cm、花期は6~7月です。

亜高山~高山のれき地に生えます。

葉は楕円形で厚くて硬く光沢があり、表面の網目模様が目立ちます。

花冠はつぼ型で先が浅く5裂し、枝先に総状に1~6個つきます。

シラタマノキの花
7月3日 ニセコアンヌプリ

果実はさく果で、がくが膨らんでそれを包み径1cmほどです。色は白色~淡赤色です。

シラタマノキの実
8月18日 大雪山赤岳

アカモノ

ツツジ科スノキ亜科シラタマノキ属アカモノ

高さ10~30cmの常緑小低木で、花期は6~7月です。

亜高山のれき地や草地に生えます。

アカモノ
7月15日 神仙沼湿原

葉は革質で広卵形、長さ2cm前後です。脈はへこみ、縁に波状の鋸歯があり先はやや尖ります。

アカモノの葉
7月15日 神仙沼湿原

花冠は鐘形で先が浅く5裂します。

アカモノの花
7月15日 神仙沼湿原
アカモノの花
7月15日 神仙沼湿原

果実は赤く熟し径8mmほどです。

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