クロウメモドキ科の植物は、世界に約55属1000種ほどあるとされています。
菓子材料などに用いられるナツメは、クロウメモドキ科ナツメ属の植物です。
日本に自生するクロウメモドキ科植物は8属24種ほどです。
北海道に自生するのはクマヤナギ属のクマヤナギと、クロウメモドキ属のエゾクロウメモドキの2種になります。
ただクマヤナギは、北海道には胆振地方にのみ分布しているようです。
バラ目の中でもグミ科とクロウメモドキ科は近縁な関係にあるそうです。
クロウメモドキ属
エゾクロウメモドキ
バラ目クロウメモドキ科クロウメモドキ属エゾクロウメモドキ
山地や原野に生える雌雄異株の落葉樹で、高さ3~7mになります。
花は淡黄緑色で径約4mm、花弁は4枚です。
4~6月に開花し、葉のわきに束になって咲きます。
葉は倒卵形で、基部はくさび形、長さ5~10cmです。(クロウメモドキは長さ2~6cm)