かつてゴマノハグサ科だったサギゴケ属は新分類(APG体系)になってハエドクソウ科に一時分類されていましたが、さらに解析が進んだ結果サギゴケ科として独立しました。
サギゴケ科の植物は世界に3属約25種あるとされています。日本にはサギゴケ属のみが分布します。
サギゴケ属
トキワハゼ
シソ目サギゴケ科サギゴケ属
高さ5~10cmの1年草で、花期は5~10月です。畑や空き地などに生えます。

葉はへら形で波状の鋸歯があります。


花冠は2唇形で長さ約1cmです。


上唇は2裂、下唇は3裂します。

雄しべは4本、雌しべは1本あり、がく片は5裂します。

春先から秋まで一年中花を咲かせていることから常盤ハゼの名前がつきました。
シロバナサギゴケ
シソ目サギゴケ科サギゴケ属
サギゴケの品種で、高さ5~15cmの多年草です。花期は6月です。湿った草地や空き地に生えます。

対生する葉を持つ匍匐枝を伸ばして増えます。

花冠は2唇形で長さ1.5~2cmです。


