キク類シソ目モクセイ科の植物

シソ目

モクセイ科の植物は、世界に24属約790種あるとされています。木本またはつる性の植物からなる科です。

キンモクセイやジャスミン、ライラックなど芳香を楽しむために栽培される種が多く、オリーブオイルを採取するオリーブの木もモクセイ科植物です。

道内には、ヤチダモやアオダモ、ハシドイ、イボタノキなど数種が自生します。

トネリコ属

アオダモ(コバノトネリコ)

シソ目モクセイ科トネリコ属アオダモ

高さ10~12mになる落葉樹で、山地に生えます。

アオダモ
5月19日 函館山
アオダモ
5月19日 函館山

葉は奇数羽状複葉で長さ10~15cmで対生します。小葉は3~7あり、縁には鋸歯があります。

アオダモの葉
5月4日 函館山
アオダモの葉
5月24日 大沼公園

花期は5月下旬~6月です。雌雄異株で、円錐花序に白い花を多数つけます。

アオダモの花
5月19日 函館山

花冠は4全裂して長さ7mmの線形です。

アオダモの花
5月19日 函館山

両性花には2本の雄しべと1本の雌しべ、雄花には2本の雄しべがあります。

この花には雌しべらしきものが見えるので、両性花だと思います。

アオダモの両性花
両性花 5月19日 函館山
アオダモ 果実
花後 5月28日 函館山
アオダモの実
6月13日 函館山

樹皮は灰色で平滑です。

アオダモの樹皮
樹皮 10月20日 厚沢部町

材は硬くて強く粘りがあり、バットやテニスラケットなどのスポーツ用品に用いられます。

イボタノキ属

イボタノキ

シソ目モクセイ科イボタノキ属イボタノキ

高さ3m前後の落葉樹で、花期は7月です。

山地~低地の林内に生えます。

イボタノキ
7月7日 函館山

枝先に長さ2~4cmの総状花序を出し、密に花をつけます。

イボタノキ
7月11日 函館山

花冠は長さ7~9mm、筒状漏斗形で先は4裂します。

イボタノキ
7月11日 函館山

雄しべは2本ありよく目立ちます。

イボタノキの花
7月7日 函館山
イボタノキ
7月11日 函館山
イボタノキ 雌しべ
7月11日 函館山

葉は長楕円形で長さ2~7cmで対生します。

葉の先は尖りません(近似種ミヤマイボタは尖ります)。

イボタノキのつぼみと葉
7月10日 江差町

果実はほぼ球形で、径7mmほどです。10月に黒紫色に成熟します。

イボタノキの果実
11月24日 江差町

イボタノキの名前の由来は、木に寄生する虫が出す分泌物がイボを取るのに利用されていたことから「イボトリノキ」と呼ばれ、それがなまって「イボタノキ」となったそうです。

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