4月26日、宮の森コースを歩いた後に、旧登山道コースを歩きました。
こちらのコースにもコジマエンレイソウ(シュロソウ科)は沢山咲いていました。
登山道を少し上ると、スギ林の中に大きな葉をもつスミレ・スミレサイシン(スミレ科)の群落がありました。
数は少ないですが、宮の森コースでは花の時期を過ぎていたキバナノアマナ(ユリ科)の姿もありました。
落葉低木・オオバクロモジ(クスノキ科)の花が開花していました。半透明のレモンイエローが美しいです。
宮の森コース・憩いの広場で見たミヤマハコベ(ナデシコ科)がここでも咲いていました。
歩道脇の土手には、タチツボスミレ(スミレ科)がよく見られました。
白いスミレ、ヒカゲスミレ(スミレ科)もよく咲いていました。北海道では太平洋側に見られるスミレです。
花柄や葉柄に毛が生えているのもヒカゲスミレの特徴です。
側花弁基部に毛が生えています。
ヒナスミレ(スミレ科)は数が少ないのか、見かけたのは横を向いているこの花だけでした。
所々にニリンソウ(キンポウゲ科)の群落がありました。
近くで見るとまた美しいニリンソウの花です。
原始的な植物の一つとされるヒトリシズカ(センリョウ科)も見ることができました。
ヒトリシズカには花弁とがく片が無く、白い棒状のものは雄しべの花糸だそうです。不思議な植物です。
薬師山コースとの分岐点を過ぎます。
ツバメオモト(ユリ科)が2株ほど咲いていました。
キクザキイチゲ(キンポウゲ科)の花がまだ数多く見られました。
御殿山コースとの分岐点に着きました。
分岐点付近には、宮の森コースでほぼ姿を消していたエゾエンゴサク(ケシ科)の花畑がありました。
エゾエンゴサクとニリンソウが混じって咲いている風景が綺麗でした。
今回は御殿山には登らず、牛の背見晴所に行きました。
牛の背見晴所に向かって少し歩くと、ニリンソウの花畑がありました。その中には、宮の森コースで見ることができなかったニリンソウの品種・ミドリニリンソウの姿が。
少し緑がかった花弁のものから、完全に緑の花弁を持つものまでありました。
ミドリニリンソウの変異は様々で見ていて楽しいです。
こちらのコースは土が湿っているのか、コジマエンレイソウやエゾエンゴサク、キクザキイチゲの姿を見ることが多かったです。
汐見山コースとの分岐点を過ぎます。
オオタチツボスミレ(スミレ科)が咲いていました。
タチツボスミレ(スミレ科)はここでも沢山見ることができました。
ヒトリシズカは、この辺りが一番数が多かったような気がします。
牛の背見晴所に着きました。
右下見える白い花はキタコブシでしょうか。 函館の街がきれいに見えました。
下りは、汐見山コースを歩きました。