4月上旬の函館山宮の森コースに咲く花を紹介します。
4月上旬はまだ本格的な花シーズン前なので、管理事務所前の駐車場には空きスペースがあることが多いです。

山頂まで車で上るためのゲートはまだ閉じています。徒歩なのでゲート脇を通り抜けます。
車道のゲートは閉じていて一般車両は入ってきませんが、時々管理のための車は通るので注意は必要です。

こちらが宮の森コースの入り口です。

向かって右手に案内板があります。

ベンチなどが置いてある「いこいの広場」では、アキタブキ(キク科)が数多く咲いています。


ここから森の中に入ります。私が歩いた日には、遊歩道にもう雪はありませんでした。

間もなく右手にフクジュソウ(キンポウゲ科)の群落があります。


2025年は開花が早かったようで、この時期だと終わりかけの花が多かったです。


フクジュソウはキンポウゲ科で、花弁と雄しべと雌しべが沢山あります。

しばらく木橋の上を歩くと、スギ林が見えてきます。


ヤマネコノメソウ(ユキノシタ科)は、木橋途中にもスギ林の中にも沢山咲いていました。


まだ蕾のヤマネコノメソウも見られます。


下の写真は、ヤマネコノメソウの花をアップで撮りました。花弁は無くがく片が4枚、雄しべが8本、雌しべの花柱が2個あります。

キクザキイチゲ(キンポウゲ科)はまだ蕾で、咲いている花は見つけられませんでした。


エンレイソウ(シュロソウ科)もまだ蕾です。

ニリンソウ(キンポウゲ科)はまだ葉っぱだけでした。5月の花盛りのころには、ミドリニリンソウが見られることもあるそうです。

スギ林の中に、ぽつりぽつりと赤い実をつけた常緑樹ヒメアオキ(アオキ科)が生えています。

碧血碑が見えてきました。ここまで徒歩25分ほどです。

