ユリ目サルトリイバラ科(シオデ科)の植物

ユリ目

サルトリイバラ科の植物は、世界に1属(または2属)260~300種あるとされています。

APG新分類体系でサルトリイバラ科に含まれる植物は、少し前まではユリ科に分類されていました。

日本国内には10種ほど、道内にはサルトリイバラ、シオデ、タチシオデの3種が自生しています。

サルトリイバラとシオデは、どちらもつる性植物で雌雄異株という点では共通していますが、サルトリイバラは木本、シオデとタチシオデは多年草です。

サルトリイバラ属

サルトリイバラ

ユリ目シオデ科シオデ属サルトリイバラ

2-4mのつる性の落葉木本植物で、花期は5-6月です。

サルトリイバラ
10月9日 函館山
サルトリイバラ
6月2日 江差町

雌雄異株の植物で、花序は葉腋から出る柄にまとまって付き球形です。

サルトリイバラ
6月1日 江差町

花被片は雄花・雌花共に6枚で、花径は6mmほどです。(写真は雌花)

サルトリイバラの花
6月1日 江差町

実は径8mmほどの球形で、赤く熟し、切り花などにも利用されます。

サルトリイバラの実
7月10日 江差町
10月9日 函館山

茎には下向きに曲がったトゲがまばらにあり、サルでも取れそうなことから、サルトリイバラの名前が付いたと言われています。

サルトリイバラのトゲ
7月10日 江差町

花被片が6枚という点が、同じユリ目のユリ科やチゴユリ科の花と共通しています。

10月15日 函館山
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