4月中旬の函館山旧登山道コースで見ることができた花を紹介します。

エンレイソウ
花盛りを迎えていました。



キバナノアマナ
歩道脇に見かけますが、宮の森コースと比べて、数が少ないです。

カタクリ
花はちょうど見ごろです。



エゾエンゴサク
花盛りです。

エゾエンゴサクの雄しべと雌しべは、合着した花弁の中に隠れて見えないです。

5合目のコース分岐付近に大群落がありました。

キクザキイチゲ
~5合目で花盛りでした。



山頂に近づくほど、つぼみのものが増えます。

紫がかった花色のキクザキイチゲも見ることができました。

ニリンソウ
山の下の方では咲き始めていました。


多数ある雄しべと雌しべが美しい花です。

スミレサイシン
葉が大きいスミレです。

2025年はこの時期見ることができずでした。
ヒナスミレ
薄いピンク色のスミレです。

花弁の内側には、毛が生えています。

こちらのスミレも、2025年のこの時期見ることができませんでした。
アキタブキ
沢山咲いていました。
アキタブキには雄株と雌株があり、すぐ下の写真は雄株です。

雄株は星形の花を多数つけ、各花には雄しべが5個あります(下の写真茶色の部分)。
中央から出るこん棒状のものは退化した雌しべで、先端に雄しべの花粉がついています。

糸状の花をつけているのがアキタブキの雌株です。

雌花の中にある星形の花には花粉ができず、虫を呼び寄せるための蜜だけを出すそうです。

糸状のものは花柱(雌しべの上部)で、先端が2裂します。

花の時期が終わるとアキタブキの雌株は上に伸び、花だった部分は褐色になります。

最後におまけです。面白い形をした赤いきのこを見つけました。
