羊蹄山に登ったのは2005年7月3日でした。歩いたのは比羅夫(倶知安)コースです。
長い長い上り坂を歩き岩場に出ると、様々な高山植物に出会えました。
まずはハクサンチドリ(ラン科)の花を見つけました。蕾もあったので花の時期はまだ続きそうです。


上のハクサンチドリの蕾の横にボケて写っている黄色い花はたぶんミヤマキンポウゲです。なぜかミヤマキンポウゲはちゃんとした写真が残っていませんでした。
岩の間にはイワブクロの花を見つけました。

最新のDNA分析によってイワブクロはゴマノハグサ科からオオバコ科に移ったそうです。
あの地味なオオバコの仲間になってなんて驚きですが、葉をよく見れば似ているような気も…

ミヤマキンバイとメアカンキンバイが咲いていました。
どちらもバラ科キジムシロ属の植物で、花も葉もよく似ています。

ミヤマキンバイは高山の草地に、メアカンキンバイは高山のれき地に咲きます。
イチゴの仲間なので、三枚葉が共通した特徴です。

岩場に咲いていた白い花、イワウメ(イワウメ科)は常緑の小低木です。

イワベンケイ(ベンケイソウ科)も花を咲かせていました。よく見ると小さくてかわいい花です。

エゾノツガザクラ(ツツジ科)がちょうど見ごろを迎えていました。


蕾もあったのでこれからまだまだ咲きそうです。

キバナシャクナゲも咲いていました。エゾノツガザクラと同じツツジ科の植物です。

羊蹄山山頂です。スタートからここまで4時間くらいかかりました。

山頂付近のメアカンキンバイとイワウメ。一緒に咲いていました。

噴火口の中にはまだ雪が残っていて、山スキーをしている人もいました。

遠くに洞爺湖が見えました。
