6月の奥尻復興の森に咲く花

奥尻島

豊かなブナの森林に覆われている北海道奥尻島。

奥尻21世紀復興の森は、そんな奥尻ブナ林の魅力がつまっている場所です。

フェリーターミナルから車で15分ほどの場所にあり、遊歩道が整備されているので気軽に森の中を散策できます。

復興の森
こちらと下2枚の写真は7月に撮影

案内版に示された矢印の方向に進んで行きます。

案内版

赤いペンキがついているブナの木の横が、散策路の入り口です。

復興の森入口

6月はブナの葉が開ききり、森の中は暗くなります。

そんな6月のブナ林にニョキニョキと現れるのは、白い幽霊のような植物ギンリョウソウ(別名ユウレイタケ)。

そんなギンリョウソウを始め、6月の復興の森に咲く花々を紹介します。

笹のような葉の下にクリーム色の花をつけているのはオオバタケシマランユリ科)です。

オオバタケシマラン
6月2日 オオバタケシマラン

オオバタケシマランの花を拡大してみると白いタコのようにも見えてきますが、足は6本です。

6月2日 オオバタケシマラン

こちらの写真は5月下旬に撮影したオオバタケシマランのつぼみです。葉の縦縞が美しいです。

5月21日 オオバタケシマラン

白い小さな花をつけているのはタニギキョウキキョウ科)です。湿った場所に生えてます。花の大きさが1cm位の小さなキキョウです。

タニギキョウ
6月2日 タニギキョウ

黄緑色の目立たない花をつけているのはツクバネソウシュロソウ科)です。葉は4枚で、葉が6~8枚ついているのならば別種のクルマバツクバネソウになります。

クルマバソウ
6月2日 ツクバネソウ

ギンリョウソウツツジ科)が土の中から顔を出してきました。

ギンリョウソウ
6月7日 ギンリョウソウ

ギンリョウソウは葉緑素を持たない菌寄生植物で、全身がすりガラスのような色をしています。

ギンリョウソウ
6月7日 ギンリョウソウ

変わった花ですが、ハチがやってくるということは蜜はあるんですね。

ギンリョウソウ
6月23日 ギンリョウソウ

5月から咲いていたズダヤクシュユキノシタ科)です。咲いている花もあれば、もう実になっている部分もあります。

ズダヤクシュ
6月2日 ズダヤクシュ

鶴が舞っている姿に似たマイヅルソウキジカクシ科)は、5月から6月にかけて咲きます。

マイヅルソウ
6月20日 マイヅルソウ

コケイランラン科)は6月になるとよく見かけるランです。

コケイラン
6月7日 コケイラン

コケイランの花は小さいですが、近づいて見てみると確かにランの華やかさを持った花です。

コケイランの花
6月7日 コケイラン

オニシモツケの花は地味ですが、バラ科の植物です。6月下旬から花を咲かせます。

オニシモツケ
6月22日 オニシモツケ

森にやってくる鳥たちも増える6月です。鳥の声を聞きながら森の中を歩くと癒されます。

アカゲラ
6月23日 アカゲラ

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