土橋自然観察教育林は、「道の駅あっさぶ」のすぐ近くにある北海道厚沢部町の町有林です。古くは御料林、長く保護林に指定されたきたこともあって、植物の種類が多い豊かな森林です。7月の散策で見ることができた花々を紹介します。なお、写真は2004~2006年に撮影したものです。
シソ科タツナミソウ属エゾタツナミソウ
高さ15-40cmの多年草です。(7月9日撮影)
ハマウツボ科キヨスミウツボ属キヨスミウツボ
地上部高さ2-3cmの葉緑素を持たない寄生植物です。写真はまだ蕾の状態です。(7月9日撮影)
イラクサ科ウワバミソウ属ヤマトキホコリ
高さ20-40cmの多年草で、湿った場所に生えています。(7月19日撮影)
ユリ科ユリ亜科ウバユリ属オオウバユリ
高さ1-1.5mの多年草です。ユリ科植物の中ではかなり大型になります。(7月18日撮影)
キンポウゲ科キンポウゲ属キツネノボタン
高さ50cmくらいの多年草です。花の径は1cmほどで、林内の湿った場所に生えます。(7月22日撮影)
バラ科バラ亜科ダイコンソウ属ダイコンソウ
高さ50mcmくらいの多年草です。花の径は1.5-2cmです。(7月19日撮影)
ダイコンソウの葉は、托葉(葉の根元の小さい葉)が付くのが特徴です。
ラン科バニラ亜科ツチアケビ属ツチアケビ
高さ50-100cmの葉緑素を持たない寄生植物です。写真はまだ蕾の状態です。(7月24日撮影)
ツチアケビの全体写真です。この個体は1m近くあったと思います。
8月にツチアケビの花が開花した様子です。(8月8日撮影)
バラ科バラ亜科シモツケソウ属オニシモツケ
高さ1-2mの多年草です。林内のやや湿った場所に群生していることが多いです。(7月9日撮影)
ユキノシタ科チダケサシ属トリアシショウマ
高さ40-100cmの多年草です。花序は二重の円錐状に付くのが特徴です。(7月19日撮影)
トリアシショウマの葉は、3回3出羽状複葉です。
ツツジ科イチヤクソウ亜科イチヤクソウ属ヒトツバイチヤクソウ
高さ10-25cmの多年草で、半寄生的植物です。(7月19日撮影)
セリ科ミツバ属ミツバ高さ30-80cmの多年草で、野菜として栽培されています。(7月22日撮影)
キク科キク亜科コウモリソウ属モミジガサ
高さ30-80cmの多年草です。葉の形がモミジに似ています。この写真はまだつぼみの状態です。(7月19日撮影)
ユリ科ユリ亜科ユリ属クルマユリ
高さ30-80cmの多年草です。葉が茎に車輪状に付いています。(7月22日撮影)
シソ科ムラサキシキブ属ムラサキシキブ
高さ約2mの落葉樹で、秋には美しい紫色の実が付きます。(7月24日撮影)
マタタビ科マタタビ属マタタビ
落葉つる性木本植物で、他の木にからみついて生活しています。(7月19日撮影)
アジサイ科イワガラミ属イワガラミ
落葉つる性木本植物で、他の木にからみついて生活しています。(7月18日撮影)
アジサイ科アジサイ属エゾアジサイ
高さ1-1.5mの落葉低木です。(7月18日撮影)
アジサイ科アジサイ属ノリウツギ
高さ5m前後の落葉樹です。花はアジサイの花に似ています。(7月24日撮影)
この森林の散策路にはヒグマの痕跡がよく見られるので、入るときは熊対策を忘れずに。