ニセコアンヌプリは北海道ニセコ町と倶知安町にまたがる山で、ニセコ連峰の主峰になります。
主峰と言ってもけっこう簡単に登れる山で、頂上まで往復するのにゆっくり歩いても4時間くらいです。
私が登ったのは2004年7月3日でした。その時に撮影した花々を紹介します。
ハクサンボウフウはセリ科の多年草で、亜高山~高山の湿った草地に生えます。
シロバナニガナはキク科キクニガナ亜科の多年草で、山地~亜高山の日当たりの良い所に生えます。
ツマトリソウはサクラソウ科ツマトリソウ属の多年草で、山地~亜高山の林縁などに生えます。
ハイオトギリはオトギリソウ科オトギリソウ属の多年草で、亜高山~高山の草地に生えます。蕾が多くてこれからどんどん花が咲きそうでした。
ハクサンチドリはラン科チドリソウ亜科の多年草で、低地~高山の湿った草地に生えます。花はもうほとんど終わりかけでした。
オオバノヨツバムグラはアカネ科ヤエムグラ属のエゾノヨツバムグラの変種で、亜高山に生えます。
ゼンテイカはワスレグサ科ワスレグサ属の多年草で、海岸~高山の草地や湿地に生えます。
エゾシオガマはハマウツボ科シオガマギク属の多年草で、山地~亜高山の草原や尾根筋に生えます。これから花の見頃を迎えそうでした。
ゴゼンタチバナはミズキ科サンシュユ属の常緑多年草で、山地のハイマツ帯などに生えます。赤い実を橘(たちばな)の実に見立てたところから名前が付いたらしいですが、本当の橘の実はオレンジ色です。
ミネヤナギはヤナギ科の落葉樹で、亜高山~高山の草地や林縁に生えます。この時期綿毛を付けていました。
イソツツジはツツジ科イソツツジ属の常緑低木で、低地の湿原~高山帯の日当たりの良い場所に生えます。もう花は終わりかけでした。
マルバシモツケはバラ科シモツケ属の落葉低木で、亜高山~高山の日当たりの良い所に生えます。ちょうど花の時期でした。
ミヤマホツツジはツツジ科ミヤマホツツジ属の落葉小低木で、亜高山の尾根筋に生えます。7月のこの時期だとまだ蕾でした。
アカモノはツツジ科シラタマノキ属の常緑小低木で、亜高山のれき地や草地に生えます。赤い実を付けることが名前の由来です。
コケモモはツツジ科スノキ属の常緑小低木で、亜高山~高山の岩れき地やハイマツ林下などに生えます。もう花は終わりかけでした。
シラタマノキはツツジ科シラタマノキ属の常緑小低木で、亜高山~高山のれき地に生えます。白玉団子のような白い実を付けることが名前の由来です。
チシマフウロはフウロソウ科フウロソウ属の多年草で、海岸~高山の草地に生えます。白っぽい個体が多かったです。