６月２６日、函館山を歩いてきました。
今回はつつじ山駐車場に車を停めて、山頂付近を散策しました。
午前１０時、函館山管理事務所前の駐車場は満車でしたが、つつじ山駐車場には車が２台しか停まっていませんでした。
向かって右のゲート横から千畳敷コースに入ります。
ツルアジサイが花盛りでした。
白くてほわほわした花は、ヤマブキショウマの雄花です。
ヤマブキショウマ雄花の拡大写真
雄花と比べて、細くて固い印象を受けるヤマブキショウマの雌花。
ヤマブキショウマ雌花の拡大写真
フタリシズカが数少ないながらも咲いていました。
ひときわ高くて目立つセリ科植物はアマニュウ。
エゾアジサイは開花までもう少しです。
この青紫色のマメ科植物ナンテンハギ。
道端にコウゾリナの黄色い花をよく見かけました。
ここから一時千畳敷コースを離れ入江山に登ります。山といっても１５分くらいあれば登れる山です。
まだ少しだけヤマツツジが咲いていました。
ハナヒリノキは小さなかぼちゃのような実をつけていました。
ハナニガナが咲いていました。
ナワシロイチゴも花の時期を迎えたようです。
一輪だけ咲いていたゼンテイカ。
ヤマグワは赤い実をつけていました。
入江山観測所跡からの眺めです。
入江山を下り千畳敷コースに戻りました。ここから牛の背見晴所に向かって歩きます。
千畳敷コースのガマズミは、まだ蕾のものが多かったです。
オニシモツケが花の時期です。
サルナシの花が咲いていました。これは雄花です。
サルナシの仲間マタタビの花は、まだ蕾です。
牛の背見晴所に着きました。
ここから千畳敷コースを離れ、旧登山道コースを５合目まで下ります。
コースを少し下った場所に生えていたガマズミの花は満開でした。
足元には小さな黄色い花、コナスビ。
湿った場所にはエゾタツナミソウが咲いていました。
今回初めて見た花ヒヨクソウは、日当たりの良い場所に生えていました。
ヒヨクソウはオオバコ科クワガタソウ属で、オオイヌノフグリの仲間です。
このまま下ると汐見山コースに入りますが、５合目分岐点の方へ曲がります。
オニシモツケの群落がありました。
５合目分岐点に着いたら、山頂方向へ上って行きます。
目立たない花を咲かせるセリ科植物ウマノミツバ。
少し前まで咲いていたコンロンソウ（アブラナ科の白い花）は種をつけていました。
早咲きのオオノアザミ。
ノイバラが少しだけ咲いていました。
この白い花を付けたつる性植物は、ツルアジサイの飾り花が無いタイプ？
この路でもガマズミが満開です。
つつじ山駐車場に戻ってくると、目の前には雲海が広がっていました。
今回歩いたコース（つつじ山駐車場～入江山～牛の背見晴所～５合目～つつじ山駐車場）の所要時間は約２時間でした。
駐車場にはほぼ確実に車を止められるし、明るく開けた場所も林内の湿った場所も通るので色々な花が楽しめます。アップダウンが少ないので体力的に楽で、おすすめのコースです。
