4月下旬の函館山《宮の森コース》に咲く花

函館山

2024年4月26日、函館山宮の森コースを歩いた時の花の記録です。

コース入り口
2024.4.26 宮の森コース入口

コース入り口の憩いの広場には桜が咲いていました。

2024.4.26 サクラ(ソメイヨシノ?)
案内板

ここから木橋の上を歩いて行きました。

木橋入り口
2024.4.26 木橋入口

こちらのコースで見ることができた花を紹介します。

ヒトリシズカ

センリョウ目センリョウ科

木橋入口付近には、ヒトリシズカが咲いていました。

原始的な植物の一つとされるヒトリシズカには花弁とがく片がありません。白い棒状のものは基部に葯が2個つく花糸とのことです。

ヒトリシズカ
2024.4.26

白い花糸の根元の黄色の部分が葯です。白く丸いものは花柱(雌しべの先)です。

2024.4.26

エンレイソウ

ユリ目シュロソウ科

まだまだ咲いていました。

エンレイソウ
2024.4.26

コジマエンレイソウ

ユリ目シュロソウ科

花盛りでした。

コジマエンレイソウ
2024.4.26

コジマエンレイソウはエンレイソウと現存しないオオバナノエンレイソウの近似種との交雑種とされています。

コジマエンレイソウ
2024.4.26
コジマエンレイソウ
2024.4.26

オオバナノエンレイソウ

ユリ目シュロソウ科

オオバナノエンレイソウの個体数は少ないです。

オオバナノエンレイソウ
2024.4.26

エゾエンゴサク

キンポウゲ目ケシ科

エゾエンゴサクは終わりかけの花が少し見られるだけでした。

エゾエンゴサク
エゾエンゴサク

このコースではエゾエンゴサクはほとんどの花は終わり、実をつけ始めていました。

エゾエンゴサクの実
2024.4.26

4月中旬に来た時はエゾエンゴサクとキバナノアマナの花畑が広がっていた斜面は、草に被われていました。

碧血碑に下る坂
2024.4.26 碧血碑に下る坂

ニリンソウ

キンポウゲ目キンポウゲ科

ニリンソウは花盛りで、一面に花畑を作っていました。

ミドリニリンソウを探してみましたが、見つからずでした。

ニリンソウ群落
2024.4.26

ニリンソウという名の通り2個花をつけるものも、1個や3個つけるものもあります。

ニリンソウ
2024.4.26

雄しべと雌しべは多数あり、華やかです。

ニリンソウ花アップ
2024.4.26

キクザキイチゲ

キンポウゲ目キンポウゲ科

キクザキイチゲはもう花の時期は終わりかけで、ぽつぽつと見かけるくらいでした。

キクザキイチゲ
2024.4.26

ヤマネコノメソウ(実)

ユキノシタ目ユキノシタ科

ヤマネコノメソウの花は終わり、こげ茶色の実ができていました。

2024.4.26

キジムシロ

バラ科バラ亜科

木橋脇の斜面に咲いていました。まだ時期が早いのか、花をつけているのはこの個体だけでした。

ヘビイチゴ
2024.4.26

タチツボスミレ

キントラノオ目スミレ科

案内板の周辺に沢山咲いていました。

タチツボスミレ
2024.4.26

木道脇の土の斜面にもよく見かけました。

タチツボスミレ
2024.4.26

オオタチツボスミレ

キントラノオ目スミレ科

林内にオオタチツボスミレの群落がありました。タチツボスミレよりも背の高いスミレです。

オオタチツボスミレ
2024.4.26

ヒカゲスミレ

キントラノオ目スミレ科

木橋の最後の方、スギ林に入る手前に咲いていました。

ヒカゲスミレ
2024.4.26

蕾も多く、まだ花の時期は続きそうです。

ヒカゲスミレ
2024.4.26

スミレサイシン

キントラノオ目スミレ科

スギ林の中でよく見みかけたスミレです。葉が大きなスミレで、湿った場所に生えています。

スミレサイシン
2024.4.26

ミヤマハコベ

ナデシコ目ナデシコ科

明るい場所に咲いていました。

径1cmほどのやや大きい花をつけるハコベです。

オオハコベ
2024.4.26
オオハコベ
2024.4.26

ヒメアオキ

アオキ目アオキ科

スギ林の中によく見られる常緑低木です。写真は雄花です。

ヒメアオキの花
2024.4.26
ヒメアオキの花
2024.4.26

去年咲いたヒメアオキの花の果実が、赤く色づいていました。

ヒメアオキの実
2024.4.26

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