2024年4月26日、函館山宮の森コースを歩いた時の花の記録です。

コース入り口の憩いの広場には桜が咲いていました。


ここから木橋の上を歩いて行きました。

こちらのコースで見ることができた花を紹介します。
ヒトリシズカ
センリョウ目センリョウ科
木橋入口付近には、ヒトリシズカが咲いていました。
原始的な植物の一つとされるヒトリシズカには花弁とがく片がありません。白い棒状のものは基部に葯が2個つく花糸とのことです。

白い花糸の根元の黄色の部分が葯です。白く丸いものは花柱(雌しべの先)です。

エンレイソウ
まだまだ咲いていました。

コジマエンレイソウ
花盛りでした。

コジマエンレイソウはエンレイソウと現存しないオオバナノエンレイソウの近似種との交雑種とされています。


オオバナノエンレイソウ
オオバナノエンレイソウの個体数は少ないです。

エゾエンゴサク
エゾエンゴサクは終わりかけの花が少し見られるだけでした。

このコースではエゾエンゴサクはほとんどの花は終わり、実をつけ始めていました。

4月中旬に来た時はエゾエンゴサクとキバナノアマナの花畑が広がっていた斜面は、草に被われていました。

ニリンソウ
ニリンソウは花盛りで、一面に花畑を作っていました。
ミドリニリンソウを探してみましたが、見つからずでした。

ニリンソウという名の通り2個花をつけるものも、1個や3個つけるものもあります。

雄しべと雌しべは多数あり、華やかです。

キクザキイチゲ
キクザキイチゲはもう花の時期は終わりかけで、ぽつぽつと見かけるくらいでした。

ヤマネコノメソウ(実)
ヤマネコノメソウの花は終わり、こげ茶色の実ができていました。

キジムシロ
木橋脇の斜面に咲いていました。まだ時期が早いのか、花をつけているのはこの個体だけでした。

タチツボスミレ
案内板の周辺に沢山咲いていました。

木道脇の土の斜面にもよく見かけました。

オオタチツボスミレ
林内にオオタチツボスミレの群落がありました。タチツボスミレよりも背の高いスミレです。

ヒカゲスミレ
木橋の最後の方、スギ林に入る手前に咲いていました。

蕾も多く、まだ花の時期は続きそうです。

スミレサイシン
スギ林の中でよく見みかけたスミレです。葉が大きなスミレで、湿った場所に生えています。

ミヤマハコベ
明るい場所に咲いていました。
径1cmほどのやや大きい花をつけるハコベです。


ヒメアオキ
スギ林の中によく見られる常緑低木です。写真は雄花です。


去年咲いたヒメアオキの花の果実が、赤く色づいていました。
