花の浮島とも呼ばれる、礼文島(北海道礼文町)には3回行ったことがあります。
今回紹介するのは2007年7月23~24日、2回目来訪時の写真です。
やはり7月は花盛り、レブンウスユキソウの他、様々な花を見ることができました。
礼文滝コース
まずは礼文滝コースというコースを歩きました。
3時間あれば往復できるコースですが、私は写真を撮りながらだったので4時間半くらいかかってしまいました。
礼文滝コースでも、レブンウスユキソウ(キク科)を見ることができました。
岩場には他にもイブキトラノオ(タデ科)、エゾカワラナデシコ(ナデシコ科)、エゾタカネツメクサ(ナデシコ科)などが咲いていました。
下の花はツリガネニンジンの高山型、ハクサンシャジン(キキョウ科)だと思います。
まだほとんどが蕾でした。
チシママンテマ(ナデシコ科)も岩場に咲く花です。
タカネナナカマド(バラ科)の実はまだ黄色です。
チシマフウロ(フウロソウ科)は高山の草地に咲く花です。
礼文滝コースは岩場が多いですが、中には湿った場所もあり、そんな場所にはコケやキノコをみつけました。
よく森林の中で見かけるウメガサソウ(ツツジ科)も、湿った場所で見つけました。
スクリュー型花弁を持つオトギリソウは、岩場を好むイワオトギリ(オトギリソウ科)だそうです。
キタノコギリソウとエゾノコギリソウという2種類のノコギリソウ(共にキク科)に出会えました。(キタがピンクでエゾが白です。)
アキカラマツ(キンポウゲ科)、トウゲブキ(キク科)、ヒヨドリバナ(キク科)は草原の花です。
ミソガワソウは少し湿った場所に咲くシソ科の花です。
ミヤケランを初めて見ました。見たことの無いラン科植物を見つけると嬉しくなります。
エゾオグルマ(キク科)とイワベンケイ(ベンケイソウ科)は海岸で見つけました。
最終目的地の滝の上では、海鳥が行水していました。
こちらが礼文滝です。意外と小さい滝でした。
ウスユキソウ群生地コース
次にウスユキソウ群生地コースを歩きました。
ピンクのエゾカワラナデシコ(ナデシコ科)が咲き乱れていて、きれいでした。
ウスユキソウ(キク科)もちょうど見ごろで、沢山咲いていました。
キタノコギリソウ(キク科)も見つけました。
桃岩展望台コース
翌日は桃岩展望台コースを歩きました。あまり花の写真は撮っていませんので、風景写真を中心に紹介します。
赤い屋根の家がに賑やかことで有名な桃岩荘ユースホステル、中央付近にある大きな岩が桃岩です。
良く晴れた日で、空も海も綺麗な青でした。
イブキトラノオ(タデ科)とエゾノヨロイグサ(セリ科)の花畑が見られました。
利尻富士が良く見えました。
マメ科のこのタイプの花は見分けづらいけれど…たぶんカラフトゲンゲだと思います。
海の中の小さい岩が猫岩です。背中を向けている猫です。
エゾノコギリソウ(キク科)がここにも咲いています。
礼文島には、このように大きな岩が沢山あります。
2年後、8月に礼文島に行った時の記録はこちらです→8月の礼文島に咲く花