私が3回目に礼文島(北海道礼文町)を訪れたのは、2009年8月11日のことでした。
前回の訪問は2年前の7月でしたので、今回初めて見た花もたくさんありました。(前回見落としていた、という可能性も大いにありますが…)
礼文島の8月の花々を、写真と共に紹介します。
桃岩展望台コース
1日目は桃岩展望台コースを歩きました。
遠くに猫岩が見えます。
7月に咲いていたミソガワソウ(シソ科)、エゾカワラナデシコ(ナデシコ科)がまだ咲いていました。
今回は、レブンソウ(マメ科)、ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科)、ヤマハハコ(キク科)、ウメバチソウ(ニシキギ科)の花を見ることができました。
利尻島の利尻富士が見えます。
戻ってきました。
赤い屋根の建物は、有名な桃岩荘ユースホステルです。
礼文滝コース
2日目は礼文滝コースを歩きました。
すぐにハナイカリの花を見つけました。目立たない花ですがリンドウ科の植物なんですね。
レブンウスユキソウ(キク科)はまだ咲いていました。
道端にベニテングタケを見つけて、ちょっとテンションが上がりました。
7月に蕾だったツリガネニンジンやハクサンシャジン(共にキキョウ科)が花盛りでした。
上と下の写真の花を比べてみると、下の花の方が花と葉がぎゅっと密についているので、ツリガネニンジンの高山型ハクサンシャジンかなと思った次第です。
イワオトギリ(オトギリソウ科)、チシマフウロ(フウロソウ科)もまだ咲いていました。
2種類のノコギリソウ、キタノコギリソウ(ピンク)とエゾノコギリソウ(白)(共にキク科)も、咲いていました。
ナガボノシロワレモコウ(バラ科)が咲き始めていました。
湿原の花のイメージでしたが、このような山地にも咲くんですね。
イブキジャコウソウは岩場で、クルマバナは道端で見つけました。
どちらもシソ科植物、花の形がすごく似ています。
夏から秋にかけて咲く花、ウメバチソウ(ニシキギ科)は花盛りでした。
ゴゼンタチバナ(ミズキ科)やタカネナナカマド(バラ科)は赤い実をつけていました。
この時はコイチヨウランというラン科植物を初めて見つけて嬉しかったです。
海岸で見つけたこのマメ科植物は、時期的にもレブンソウでは無くヒロハクサフジだと思います。
最終目的地の礼文滝です。
おまけの利尻島姫沼
3日目、利尻島に渡り姫沼周辺を散策しました。少ないですがその時撮影できた花を紹介します。
まずエゾスズラン(ラン科)を見つけました。
タチギボウシ(キジカクシ科)、サワギキョウ(キキョウ科)も咲いていました。
遠くに見えるのはタチギボウシの群落でしょうか。
ピンクの花は、ホザキシモツケ(バラ科の低木)かもしれません。
利尻富士が近くに見えました。