7月9日、大沼公園に花を見に行ってきました。
沼の水面に咲くヒツジグサとコウホネの花はちょうど見ごろで、満開の時期を迎えていました。
その他にも、シャクジョウソウやウメガサソウといった林床植物の花も見ることができました。
沼の近くの湿った場所に咲いていたのは、アカネ科のホソバノヨツバムグラの花でした。
ムグラの仲間は花冠が4裂するものが多いのですが、ホソバノヨツバムグラの花は3裂することが特徴的です。
先月咲いていたジンヨウイチヤクソウ(ツツジ科イチヤクソウ亜科)は、もう花が終わりこんな様子↓になっていました。
ジンヨウイチヤクソウに代わり、花の時期を迎えていたのはウメガサソウ(ツツジ科イチヤクソウ亜科)です。あちらこちらに咲いていました。
沼のほとりにマメ科植物ヤブハギが咲いていました。
花は径5mm弱と小さいですが、マメ科の特徴である蝶形花です。
沼の中ではコウホネの花が咲いていました。
この写真のものは葉が水面に浮かんでいるので、ネムロコウホネだと思います。
ヒツジグサも満開を迎えていました。
コウホネとヒツジグサは同じスイレン科の植物で、原始的な植物の一つとされています。
このヒツジグサは薄ピンク色なので、野生種では無く品種改良されたものだと思います。
黄色い小さな花は、キンポウゲ科のキツネノボタン。
キツネノボタンより少し大きい黄色の花は、バラ科バラ亜科のダイコンソウです。
こちらの黄色い花はオトギリソウ(オトギリソウ科)です。
シソ科のウツボグサも咲き始めていました。
落葉低木ノリウツギ(アジサイ科)の花はまだ蕾でしたが、こちらの個体だけは陽当たりが良い場所にあったせいか咲いていました。
雲の切れ目から、三角形の山頂を出した駒ヶ岳。
大沼公園でシャクジョウソウ(ツツジ科ギンリョウソウ亜科)に出会えるとは、嬉しい驚きでした。
ここから、小沼の方の散策路に行きました。
6月に見かけたヒメヘビイチゴ(バラ科バラ亜科)が、まだ咲いていました。
ハエドクソウ(ハエドクソウ科)が咲いていました。
小沼では黄色のヒツジグサを見ることができました。
黄色と言っても、ちょっと黄色っぽいなといった感じの薄黄色のヒツジグサでした。
白い普通のヒツジグサも咲いていました。
水面から突き出た葉を持つ、コウホネも見ごろでした。