7月13日、江差町のかもめ島に花を見に行ってきました。約1ヶ月ぶりの訪問です。
江差追分の功労者、青坂さんの像を左に見ながら前を通ります。
こちらの階段を上って、島の上に行きます。
階段の途中に咲いていたのはノゲシ(キク科キクニガナ亜科)の花です。6月にも咲いていました。
トゲトゲした葉をつけているノゲシに似たこちらの花はオニノゲシ(キク科キクニガナ亜科)。ヨーロッパ原産の帰化植物です。
コウゾリナ(キク科キクニガナ亜科)の花も6月から咲いています。茎を触るとザラザラするのが特徴です。
径3-4cmのやや大きめの花をつけているのは、カセンソウ(キク科キク亜科)です。
1株だけ咲いているアキノキリンソウ(キク科キク亜科)を見ました。満開を迎えるのは1か月後くらいだと思います。
ハマナス(バラ科バラ亜科)の花はもうほとんど終わり、赤い実を付けていました。
中には咲いているハマナスの花もありましたが、数は少なかったです。かもめ島のハマナスは6月が見ごろのようです。
ピンクの花ハマフウロ(フウロソウ科)が沢山咲いていました。
マツの葉のような線形の葉をつけたこの花は、エゾノカワラマツバ。アカネ科の植物です。
セリ科植物ではマルバトウキとアマニュウの花は終わり、イブキボウフウが蕾を付けていました。もうすぐ咲きそうです。
ナミキソウ(シソ科)が咲いていました。海岸だけでは無く、このように丘の上の草むらにも生えているようです。
ツリガネニンジン(キキョウ科)が群落を作って咲いていました。
丘の斜面に咲いていた1cmほどの小さな花は、キジカクシ科のヒメヤブランです。
ランと名前が付いたのは、葉がランの葉に似ているからだそうです。
ノブドウ(ブドウ科)が星形の花を咲かせていました。
ノブドウの花弁と雄しべはそれぞれ5個ありますが、すぐに落ちてしまいます。
砂浜のハマヒルガオはもう咲いていませんでしたが、島の上ではヒルガオ(ヒルガオ科)が沢山咲いていました。
ヒロハクサフジ(マメ科)の花は咲き始めたばかりのようでした。
ヘラオオバコ(オオバコ科)はヨーロッパ原産の帰化植物です。白い葯が目立ちます。
ノコギリソウ(キク科キク亜科)はちょうど花の時期のようでした。沢山咲いていました。
薄いピンクの花を咲かせていたのは、マルバヒレアザミ(キク科アザミ亜科)です。
島の上から奥尻島行きのフェリーが出航するのが見えました。
神社の周りは地面が湿っているのか、ドクダミが大群落を作っていました。
ドクダミは原始的な被子植物です。白い花弁のようなものは苞で、ドクダミの花に花弁とがくはありません。
オオイタドリ(タデ科)が白い花を付けていました。
満潮時だったせいか、下ろうと思っていた散策路の階段の先は海の中に。
来た路を引き返し、スタート地点に戻ります。
6月にもくぐってみたトンネルの向こうに、今回も行ってみました。
6月にハマヒルガオなどの花が咲いて花畑ができていた砂浜には、ヒロハクサフジが少し咲いているくらいでした。
花畑が見られる時間は短いようです。